保育園での応急手当
保育園では「医療行為」ができない
保育園看護師として働くことが決まったとき、保健師のころはもちろん、学生実習でも応急手当は経験していないため、どんなことをすればよいのかわからず不安でいっぱいでした。
調べてみると、(病院ではないので当然ではあるのですが)保育園では薬を使ったりなど「医療行為」に該当することはできないとあり、ますます看護師としての役割に迷うことに…。
看護師は「応急処置」と「受診の判断」と「家庭での対応」を知っていることが重要
どんな本を買えばいいのかわからない、でも応急手当の方法も知らなくちゃいけない、そんなときにとっても参考になったサイトです。
家庭向けとのことですが、日本医師会で子どもに起こりやすいけがや病気について丁寧に解説されています。
応急処置の方法だけでなく、受診のめやすや、その後の家庭での過ごし方まで解説されているので今も勉強させていただいています。
応急処置の基本は「洗浄」「冷却」「圧迫」
とにかく保育園で起こりやすいのは「擦り傷」「打撲」「鼻血」。
これらは「洗浄」「冷却」「圧迫」の応急処置の基本を用いて対応する怪我です。
上記3つの対応を基本として身につけておけば、経験上、おおむね保育園での怪我の対応ができているように思います。
逆に言うと、この3つで対応できないことは受診していただくしかないという判断基準になるのではないでしょうか。
骨折や肘内障、頭部外傷などはその場ではどうにもできないですからね…。
自分が不在の時にほかの保育士さんたちが応急処置できるように研修をすることも大切ですね。
研修をするときに参考にした本です。
イラストも多く、通院のめやす、救急車を呼ぶめやすまで書いてあり、保育士さんからもわかりやすいと評判でした。