保育園看護師のおしごと ①概要編
保育園看護師ってなにをする人なの?
保育園でこどもを預かってくれるのは保育士さん。
じゃあ、看護師って保育園でなにをしているの?病院じゃないし…。
なかなかイメージがわきませんよね。私もそうでした。
では、実際にはどんな仕事をしているのか、一例をあげてみたいと思います。
(園の体制によって異なるので、私の場合です)
実際の仕事について ~もふこのある1日~
8:50
登園してきた子どもの出欠と体調の確認。
与薬する児の有無・内容の確認。
9:00
0歳児クラスの保育補助。おやつや午前の活動をみる。
午前活動中にけがをした子どもの応急処置。
10:30
園内の衛生物品の点検。(消毒液や嘔吐処理セットの補充)
11:10
0歳児クラスの保育補助。配膳や調乳、着替えの手伝い。
12:10
給食後の与薬。
子どもの午睡中に、全クラスの健康チェック。
看護の書類記入や保健だよりの作成。
おもちゃやてすりの消毒。
保育士さんと交代で休憩に入る。
15:00
子どもたち起床。0歳クラスの保育補助。
看護の書類記入。延長へ1日の報告。
16:00
勤務終了。
仕事は結構もりだくさん
私の場合は、「保育補助」と「看護」の業務が主となっています。
具体的には、以下のような業務に分類されます。
① 保育補助
② 園内の衛生管理(消毒と物品管理)
③ 園内の怪我や体調不良の応急手当、(まれに)通院の手配
④ 園児への与薬(医師の指示のもと)
⑤ 日々の看護記録の作成
⑥ 健康教室の企画・実施
⑦ 各健診の手配、準備、当日のとりまとめ、記録作成
⑧ 職員研修(保健分野)の実施
⑨ 保健だよりの作成、自治体の衛生情報の確認
⑩ 保健計画の作成・評価
なんとなく、イメージがわいてきたでしょうか。
1年通して仕事をしてみて、私が抱いた感想は、「保健師のころの仕事となんだか似ている気がする」でした。
応急手当も行いますが、園内では医療行為ができないためできることは限られています。
そのため、怪我や病気にならないように園児と職員の健康教育や、保護者に向けて保健情報を発信していくこともかなり重要になってきます。
いろいろと参考にした本がたくさんあるので、各項目の詳細でまたお話ししようと思います。